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Part 4:どこで買う? プリペイド携帯電話

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 以上の点を理解のうえ、お読みください。

地域限定のプリペイド携帯電話を買う

 Part 3 を見て「Pj スタンダード」や「プリケーロング」がよさそうだと思った人もいると思いますが、 さりげなく注釈を入れておいたとおり、どちらも地域限定(Pj スタンダード vodafone の東海地区、プリケーロングは tu-ka の関西地区)のサービスです。 通話料金のカードはほぼ全国で買えるものの、 本体はその地域でしか入手できないことになっています。
 「ダメじゃん」と思ったあなた、方法が全くないわけでもありません。 以下で3つの方法を紹介します。

自分の地域で買える場合には…

 以下では特にふれませんが、自分の住む地域で買える場合には、 携帯電話屋でふつうに買ってください。 会社・地域によっては、コンビニエンスストアなどでも本体が買えます。

方法その1:通販を利用する

 まず最初に、通販を利用する方法。Web で検索してみると、けっこうな数の通信販売店が見つかるはずです。
 これら通販の中には、客の住所に関係なく、 各地の携帯電話会社の端末を売ってくれるところがあります。 「初回の料金登録を特定のエリアでやらないとダメ」という会社もありますが、 そういう会社の端末は料金登録を済ませてから送ってくれるという念の入れようです。
 ただ、地元で買うより高い場合もあるようですし、 企業の実態が見えにくいため、 各会社の個人情報管理体制などに(私個人の感覚では)一抹の不安が残ります。 また、店によっては「ブラックでもOK」など怪しい宣伝文句を並べていて、 少なくとも私は購入意欲をそがれてしまいます。 利用する場合には店の「安心度」の見極めが重要です。
 なお、vodafone のように直販をやっている電話会社もあります。 これなら安心…と言いたいところですが、当然ながら、 東海地区限定の「Pj」は東海地区の人にしか売ってくれません。
 あと、価格を比較する際には「カードつき」か「カードなし」かに注意しましょう。 「本体+3000円カード1枚」のようにセット販売している店も多くあります。

通販の実態は…

 実は、Web 上で「プリペイド携帯電話通販の代理店ビジネス」を展開している業者がいます。 そして、その業者の代理店が Web 上に多数あります。なので、実質的な店舗数は見かけほど多くありません。
 手の込んだ代理店では、プリペイド携帯電話の解説を詳しくしておいて、 最後に「私はここで買いました」と、さりげなく広告を入れています。(この「SWA の Web ページ」は非営利目的ですので念のため。)
 複数の店を比較する場合、どこが代理店でどこが本家本元なのかを見分ける力がないと、 実は根っこが同じ店どうしを比較していた、ということになりかねません。

方法その2:地元の親戚や知り合いに頼む

 次に「地元の親戚や知り合いに頼む」方法。 読んで字の如くなので特に説明の必要はないでしょう。
 名義貸しみたいでまずいのでは?と心配する人もいると思いますが、 電話会社ではプレゼント用途も想定していますし、 「利用権の譲渡は自由」と約款に書いてある会社もあるので、 その点に関しては問題ありません。 プリペイドだから料金請求が知り合いのほうに行くこともありません。
 ただ、詐欺などの犯罪に相変わらずプリペイド携帯電話が「活用」されているため、 契約・譲渡時の本人確認を義務づける法案が可決されました。 譲渡自体は禁止されていませんが、若干めんどうです。

本人確認が鬼門

 購入時の本人確認が必須となったため、知人に頼んで買ってもらう場合、 まず知人名義で買ってもらって、それを譲り受け、 あらためて自分名義で再登録することになります。 現実的に、それほど親しくない人には頼めなさそうです。

方法その3:自分で買いにいく

 そして最後、「自分で買いにいく」。んなアホな、と思った人もいるでしょうが、 何かのついでがあればそのときに買ってくればいいわけですし、 携帯電話だけのために出かけるとしても、 意外に近場で買える可能性があります。 たとえば「Pj」(vodafone の東海地区)なら、静岡、愛知、岐阜、 三重の4県がサービスエリアなので、関東からなら熱海や御殿場、 関西からなら関ヶ原や名張あたりへ行けば入手できます。関東から tu-ka 関西エリアはさすがに遠距離になりますが…。
 購入のときにエリア外の住所を書いてもだいじょうぶ?と心配になりますが、 今のところ住所による制限はないはずで、 少なくとも私の場合(首都圏在住で「Pj」を購入)、 エリア外の住所を書いても買えました。 購入時に呈示する本人確認書類として、学生証やクレジットカードなど、 住所を確認できないような書類も認められている場合があるので、 現住所はそれほど重視されていないように思います。 (ただ、犯罪防止の一環という名目で、これも厳格化される可能性はあります。)


Pj 買い出し紀行

 最後に、私の「買い出し体験談」を載せておきます。 時は2004年9月、前述のとおり、首都圏から「Pj」を買い出しに行きました。
 現住所が横浜なので、まずは熱海での入手を試みました。 横浜から電車で約1時間、意外に近いものです。
 熱海駅近辺で「Pj」本体を扱っていそうな店としては、 ファミリーマート、セブンイレブン、そして vodafone ショップがあります(駅から近い順)。この順で回っていくことにしました。
 まずは駅前にあるファミリーマートへ。ロータリーをはさんで駅の反対側です。 規模もそこそこ大きいので期待したものの、棚にはプリペイド携帯電話は見当たらず。 レジの人に聞いても、やはり本体はないとのこと。
 熱海市の中心部(鉄道でいえば駅の神戸方)に向かって歩いていくと、 次なるファミリーマートを発見。しかしこの店も携帯電話の本体は取り扱いなし。 静岡県のファミリーマートにはことごとく在庫がないのか、 このへんの店にたまたま在庫がないのか…。
 さらに同じ方向へ進んでいくと、坂を下りきったところにセブンイレブンを発見。 ここも期待薄だな、と思いながら店に入り、レジ裏の陳列棚を見ると…ありました!  「Pj」端末が2種類、計3台あることを確認。 そのうちの2台は、現在のところ最安の「V101D」(旧名称 J-D07)でした(残り1台は J-SA06?)。これで vodafone ショップ(駅から離れる方向へさらに徒歩5分程度)まで行く必要はなくなりました。
 レジが空いたところで「本体がほしいんですが」と申告すると、 店員さんは箱を1つとってきて開封。中から申込書一式が出てきました。V101D が2台あったので、色だけ見てどちらにするか決めたのですが、 色もさることながら電話番号を見てから選ぶべきだった、と今にして思います。
 本人確認書類としては運転免許証を出しましたが、 コピーは自費でやってくれ、とのこと。vodafone ショップへ行けばたぶんコピーぐらいはサービスしてくれるはずなので、 コンビニエンスストアを選んだのは、この点ではやや失敗。 ただ、本体が税込み3990円なのでコピー代10円を合わせてちょうど4000円、 分かりやすくはなりました。(ちなみに、vodafone の通販でも同価格です。これが V101D の標準価格といえるでしょう。)
 住所・氏名を記入して手続きはおしまい。「Pj カード」は本来別売りですが、有無を言わさず買わされました。 このカード、金券ショップでは定価より安く売っているようですが、 これがないと使い始められないわけですし、最初だから許すことにしましょう。
 というわけで、熱海駅から徒歩約5分、セブンイレブン熱海咲見町店において、 「Pj」本体を購入できることが判明しました。 ただし、常に在庫があるという保証は、当然ながらありません。 また、V101D の後継「V102D」(6800円程度)が登場したので、V101D は今後だんだんと入手困難になっていくでしょう。(後日談:V102D も同程度に安くなりました。)

コンビニ購入は運任せ?

 話が前後しますが、 「ほんとうにコンビニエンスストアで携帯電話本体が買えるのか?」と不安になったので、 熱海に出かける前に、自宅近くのファミリーマートに行ってみました。 すると、たしかに置いてはあったものの、在庫は tu-ka の1台だけで、vodafone は取り寄せになるとのこと。在庫を極力減らしているコンビニエンスストアのこと、 欲しい機種があるかどうかは運任せということになるのかも。
 もし実際に出かけるのであれば、目的地付近に携帯電話屋があるかどうか、 あらかじめチェックしていくことをおすすめします。 コンビニエンスストアだけを狙っていくと無駄足になる可能性があります。



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最終更新: 2005年 5月 8日
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