この文書は本来、世の中の現状について解説するために公開しているものであり、
常に現状に追随することが期待されます。
しかし実際には、最後の更新(ページ末尾に記載)から相当な年月が経過しており、
記載内容は現状に追随していません。
また、この文書を今後更新する予定はありません。
したがって、この文書は本来の目的を達成していません。
最終更新当時の世の中の様子を伝えるという、
本来とは異なる目的で公開を続けているものです。
以上の点を理解のうえ、お読みください。
しばらく前までは「携帯電話は高いから、学生は
PHS」という風潮がありましたが、これだけ携帯電話が普及した今、PHS
と携帯電話の料金差はそれほどありません。特に音声通話に限れば、
「割引サービスが充実している」「携帯電話へかける際の通話料金が安い」などの面で、
携帯電話のほうが安くつくことも珍しくありません。
PHS には「音質がいい」「電波の出力が弱く省電力」などのメリットがあり、
できれば PHS にしたかった私ですが、
単独で(家族割引や「2台目割引」のようなものを使わず)契約するとなると、
後述する「通話先限定」のものを除いては、
最低維持費が月1000円以下のサービスが見つかりませんでした。
すでに電話を1台持っているなら話は別です。
たとえば NTT ドコモの携帯電話・PHS をすでに持っている場合、同社の
PHS を「プラン135」で追加契約し、
ファミリー割引を適用すると月1150円+税となります。
さらに、現在ファミリー割引を利用していない人は、
今持っている電話の料金も新たにファミリー割引の対象となるため、PHS
の最低維持費は実質的に月1000円を下回ります。
DDI ポケット・NTT ドコモの PHS
には、月額基本料金980円+税の通話先限定プランがあります。
「通話先限定」というのは文字どおり「PHS
から電話をかけられる相手が限定されている」
ということで、具体的には3カ所(たとえば「家」「父親の携帯電話」
「母親の携帯電話」など)にしか電話をかけられません。
PHS は(携帯電話と比較して)好きな私ですが、
さすがの私も、3カ所にしか発信できないのでは実用上問題があるので、
選択肢から外さざるを得ませんでした。
ただ、「子供に電話を持たせたい」という人には、
けっこう有力な選択肢になると思います。
安否確認なら親に電話をかけられれば十分ですし、3カ所にしかかけられないので、
友達との長電話で使いすぎるということもないでしょう。
また、着信はどこからでもOKですし、メールはどこにでも送れるので、
完全な着信専用と割り切れる人にはおすすめできます。
DDI ポケットの通話先限定プラン「安心だフォン」を子供用に新規契約する場合、DDI
ポケットと「直接」契約してもいいのですが、
トヨタが提供する「ぴぴっとフォン」というパッケージを利用するのもおすすめです。
この「ぴぴっとフォン」は、
「安心だフォン」契約+専用電話機+付加サービスがセットになったものです。
専用電話機は防犯ブザー機能つきで、「位置が知りたい」というメールを
PHS(専用電話機)に送ると、PHS
が自動で(もしくはボタン操作1つで)現在位置を返信してくれます(ただし、
このサービスを受けるには、親が au の携帯電話を持っていないといけない)。