u゛ノート
PHS 端末、今後数年どうしよう

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 しかし実際には、最後の更新(ページ末尾に記載)から相当な年月が経過しており、 記載内容は現状に追随していません。 また、この文書を今後更新する予定はありません。
 したがって、この文書は本来の目的を達成していません。 最終更新当時の世の中の様子を伝えるという、 本来とは異なる目的で公開を続けているものです。
 以上の点を理解のうえ、お読みください。

Summary

 「電話機形移動体通信端末は持たない」という主義が危機にさらされているので、 「持っている」という既成事実を得るために最も安価な手段を考える。 ついでにデータ通信の高速化も図ろう…かなぁ。


現状と今後

 現状、私は「電話機形移動体通信端末」を持っていない。 これが学生時代なら「電話機形」などとことわらなくてよかったのだが、 会社の寮の電話事情があまりにダメなので、現在、データ通信に DDI ポケットのPCカード形端末を利用しており、このような書きかたになっている。
 しかし今後、主に職場から、 「電話機形移動体通信端末を導入せよ」という圧力が高まることが予想される。 それで失業するのはさすがにいやなので、できる限り引き延ばし、 さんざん上司にグチをこぼしたうえで(←ヤなやつ(^^;)、 導入することも考えざるを得ない状況である。

 いやいや導入するのであるから、 新たに入手した端末から音声通話を発信することはほとんどないと考えてよいし、 料金はできる限り安価にしたい。 いっぽう、これを機に、32kbpsだったデータ通信を128kbpsにしようという考えもある。 この2つを同時に考えると、意外に多数の選択肢がありそうだ。

 なお、これ以後、新たに導入する電話機形端末について、DDI ポケットの PHS のみを考える。これは次の理由による。

 「鷹山」が早期に立ち上がってくれれば、そっちでもいいんだけどねぇ…。 そこまで粘れれば選択肢に加えよう。


年間契約の問題

 DDI ポケットの既契約に関して問題になるのは「年間契約」である。 特定の「年間契約対象コース」(複数ある)に加入する場合について、 対象コースを1年間使い続けるという条件で、 月額基本料金が15%割り引かれるものである。 「つなぎ放題コース」も対象であったので、私はこれを利用している。
 もし途中で解約すると、 契約解除料2000円(2年目以降の場合)が必要となる。 「解約」には、年間契約の対象でないコースへの変更も含まれる。 「年間契約割引」に加入したのは2001年6月であり、 これを書いている2002年7月現在、 2年目に入ったばかりというタイミングである。
 契約解除料は1回きりの出費だが、電話機形端末の導入を数カ月先延ばしできれば、 「基本料金が安いが年間契約の対象外」というコースを選択して2000円を払うより、 「若干高いが年間契約の対象」というコースを選択して2003年6月まで待つ、 という手も考えられる。


データ通信、bモバイル化の得失

 さて、DDI ポケットの PHS 網を利用したデータ通信サービスとして、 日本通信の「bモバイル」というのがある。PHS カード1枚、PHS の電話料金1年分、ISP の料金1年分をセットにして電器店で売り切ってしまうという、 ちょっとユニークなサービスである(半年分というのもある)。
 現状の「DDI ポケット『純正』32kbpsつなぎ放題」と比較して、 このサービスのメリットは以下のとおり。

 いっぽう、デメリットもある。

 128kbpsとアクセラレータ機能による速度向上を得るか、純正の安心感を得るか。 悩ましいところであるが、最終的には金額を見て決めよう。 ちなみに、現在「カード+1年分の料金」の価格は税込み約95000円で、 このうち端末価格を10000円とすると月額約7100円といったところだ。


そして、どんな手があるのか

 以上をふまえて、いろいろなパターンとその料金を見ていく。 ちなみに、PHS カードの現状の維持費は月5901円(PHS 4640円+ISP 980円、双方に消費税)である。

Case 1:カード形端末はそのまま、電話機形端末は新規契約

 電話機形のほうで「標準コース」を選択すると、 カード形のほうに「年間契約割引」(15%)と「複数割引」(200円)、 電話機形のほうに「データセット割引」(50%)が適用となる。 また、双方に「長期割引」(来年5月までは5%)が適用となるため、 月々の維持費は以下のとおりとなる。

 これらに消費税を加えると、維持費は合計7108円(現状比較1207円増)。 基本料金50%引が大きくきいている。
 なお、カード形端末を買い換えのうえ「オプション128」をつけると、 さらに3675円増しで月10783円。大台突破か…

Case 2:カード形端末を電話機形端末に変更、bモバイルのカード購入

 いわゆる「機種変更」を行う場合がこれに該当する。 年間契約割引の対象となっている中で最も安い「標準コース」 を選択した場合の維持費は以下のとおり。

 消費税を加えると9368円(現状比較3467円増)。さすがに高いな。 ただ、128kbps+アクセラレータが手に入るのは大きい。
 電話機形端末を「標準コース」ではなく「昼得コース」にすると約300円安くなるが、 年間契約の解除料で2000円とられるので、 今年いっぱい粘れるなら、来年5月まで「標準コース」のほうがよさそう。


…あれ、これだけ?

 一見するとたくさん選択肢があるように思われたのだが、 頭の中で枝刈りをしながら書いていたら、 選択肢は「現状+電話機形端末」か「カード形端末→電話機形端末、 bモバイル購入」の2つしか出てこなかった。
 32kbpsでがまんするなら月額約7100円の前者、 これを機に128kbpsにするなら月額約9400円の後者か。どうすっかなぁ。 2300円で128kbps化できるなら御の字と思うが、一面で、 通信費に月10000円(うち2000円以上が電話機形端末)というのにも抵抗がある。 学生時代はケーブルテレビインターネットと固定電話でそのぐらい払っていたから、 何を今さらという気もするけど。

 ま、何にせよ、電話機形端末を導入しないのが一番だ。:-P



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最終更新: 2002年 7月11日
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