スターバックス訪問記録
はじめに:スターバックスと私
旅行貯金に代表される「スタンプラリー的趣味」は数多くあるが、
スターバックスにも手を出してしまった。
最初はそんなつもりではなかったのである。
比較的安く、(当時の味覚では)おいしいコーヒーが飲める。
しかも、牛乳はもとより無脂肪乳やクリームといったものまで用意してあり、
自由に入れることができる。反「植物性油脂コーヒーホワイト」派として、
この姿勢に賛同したまでのことだった。
(ちなみに最初に店に入ったのは1998年8月16日、八重洲地下街店 #3。)
当時、あまり見かけることのなかったスターバックスだが、
2000年に入ってその姿をあちこちで目にするようになってきた。
外でコーヒーが飲みたくなってもこれで安心だと喜んでいたが、
実家近くの駅前に出店したあたりから何かが変わってきた。
単にコーヒーを飲んでいるだけでいいのだろうか?と。
豊富な飲み物、「マグを持参したら20円引き」などの独自の制度、
そして統一されたフォーマットのレシートと、
そのレシートに必ず記載のある店番号らしき数字。これはもう恋の予感…というのはちょっとちがうが、
大方はそういうことであった。
24000局もある郵便局は今さら全局回れないが、
まだ200店そこそこ(当時)のスターバックスなら何とかなるかもしれない。
そんな思いもあった。
2001年初頭、滞りがちな修論の執筆を加速させる目的で、
ノートPCを片手に未訪の店を回り(当初の目的がどうなったかはノーコメント)、
しだいに訪問店数は増えていった。調べてみると出店ペースはかなりのもので、
現在の計算では週に3店以上回らないと追いつかない計算になっているが、
訪問店数が現在も着実に伸びているのは確かだ。
そして、100店訪問が目前となったのを機に、訪問記録をまとめてみようと思った。
それがこのページである。現在、訪問店数は(閉店分を含めて)700を超えている。
訪問のルール
- 何か1点以上(飲み物に限らない)を購入し、
レシートを受け取ることで1店訪問とカウントする。
- 訪問店数は店番号で数える。
同じ店番号の店は2度以上訪問しても重複してカウントしない。
店名が変わっても店番号が変わらなければ再訪しない。
一方、移転などで店番号が変われば再訪する。
- 訪問済みの店が閉鎖されたら、訪問店数が i−1
店増加したとカウントする(訪問店数の合計の実数部が現存する店の訪問数、
虚数部が現存しない店の訪問数を表すようにする)。
- 20世紀に訪問した店はカウントしない(思い立ったのが21世紀に入ってからだから)。
- 飲み過ぎに注意する。:-)
複素数で訪問店数を数えるという発想はぷよ太郎さんの
「郵便局カウント法」から得ました(元ネタは
「貯金のできない郵便局」の訪問数を虚数にするというもの)。
そしておやくそくの訪問店リスト。
1文字マーク「Ц」
郵便局を1文字で表すには「〒」というマークがあります。
ミスタードーナツ(これも訪問趣味が存在する)も、
その筋の人は「◎」という1文字で表しているようです。
ならばスターバックスの「1文字」は? ぷよ太郎さん曰く「Ц」。
ロシア文字のようですが、言われてみるとタンブラーふう(コーヒープレスふう?)。
というわけで勝手にこれに決定。
2行使っていいなら、「Ц」の上に「ξ」を加えるところですが。
ξ
Ц ←こんな感じで。
スターバックスって何店あるの?
この質問、なかなか答えるのは難しいと思います。スターバックスコーヒージャパンの
Web ページでは店舗情報が公開されていますが、
一覧表の形式にはなっていないのです。さらに閉店もあります。
以前は「この店が日本500号店です」のようなアナウンスがあったのですが、
最近はあまり聞きません(自分が注意していないだけかも)。
店舗リストを見ると、2007年10月現在では約720店が営業中のようです。
(ちなみに、閉店ないし店番の変更は累計50店強あります。)
何を飲んでるの?
人に「スターバックスめぐり」の話をすると必ず「何を飲んでるの?」と聞かれます。
冒険の嫌いな私は、状況によって飲むものがだいたい決まっています。
季節限定などの商品にもあまり手を出しません。
- default(特に制約のないとき)
- アイスティー(銘柄「パッション」指定)。
ハイビスカスのハーブティーで、爽やかな酸味はお茶とは思えない。
コーヒー、紅茶の苦手な人にもおすすめ…と書いていたが、
実は好き嫌いが相当ある(家族には不評)。
また、デメリットとして、
作り置きがないと(ティーバッグにお湯を注いでその場で作るので)5分以上待たされる。
夏場はたいてい作り置きがあるが、それ以外の時期、急ぐときには向かない。
しかし、飲んだあと、
タンブラーを洗わずに乾かしても特に支障がないという隠れたメリットがあり、
1日に何店も回るときには便利。
- 急ぐとき
- アイスティー(銘柄指定せず)。
必ず1種類はアイスティーの作り置きがあり、
これを注文すれば注ぐだけでOKなので早い。特に混雑時には威力を発揮。
ただ、最も一般的な銘柄「ブラック」は、けっこう苦い。
ついガムシロップを入れたくなるが、タンブラーを洗うのが面倒だと入れないことも。
- 急ぐとき(変種)
- 気分を変えたければ本日のコーヒー
(ホットかアイスかは状況による)。
実はコーヒーの味には納得していないが、作り置きなので早いことはまちがいない。
ちなみに、「本日のコーヒー」(ホット)は「ドリップ」あるいは「COD(Coffee
Of the Day)」と略される。
「ご注文は?」と聞かれて「ショートのドリップ」と返せればスターバックス中級(?)。
- 疲れたとき
- ココアあるいはカフェモカ。
大ざっぱにいうと「ココア+エスプレッソ=カフェモカ」。
ホイップクリームつきで、これを飲むと確実にタンブラーが汚れるので、
なるべく「今日最後の店」で注文するようにしている。
(頼めばタンブラーを洗ってもらえるけど、気が引けて…)
- 時間つぶしをするとき
- スターバックス
ラテ(夏でもホット)。単に「ラテ」と言っても通じる。
出勤前に1時間ぐらい粘る場合はたいてい「グランデラテ」。
牛乳たっぷりなので、食い物なしでも腹が張る。
ただ、これもタンブラーが汚れるので、出勤したらまずタンブラーを洗う。
- 夏、暑いとき
- シェイクン レモン パッション ティー(季節限定)。
ふだん飲んでいるパッションティーベースで、レモネードなどにより甘さをプラス。
飲みやすいので一瞬で飲んでしまう。
- ホールビーンストア(豆専門店、飲み物を売っていない)へ行ったとき
- 豆を買う。何種類か試したが、やはりハウスブレンドが無難。
単に「ペーパーフィルター用」と言うと信じられないほどの細挽きになるので、
わざと粗くしてもらっている(7番ないし8番)。
けっこう深煎りなので苦いという人もいるが、
豆を通常の1.5倍ぐらい使って早めに抽出をやめるとちゃんと甘みが出て、
店で飲むより断然うまい。;-)
- 1日に5、6店回って「もう飲めません!」というとき
- 無難なのはアフターコーヒーミントを買うこと。
小さな缶に入ったミント味のお菓子で、眠い会議中にかじればすぐ消費する(が、
1年ぐらい室温でほうっておくと湿気る)。
その他、クッキー、ポテトチップスなども試したが、
クッキーはすぐ割れるし、ポテトチップスはかさばるしで、
旅行中には都合が悪い(すぐ食えば別だけど)。
- その他
- 気分により何種類か飲むが、原則として甘いものは頼まない。
いつだったか、気まぐれでホワイトチョコレートモカ(季節限定)を飲んでみたが、
厳しかった。
2003年11月、完飲達成
SWA はかねてからスターバックス全店訪問を目指していましたが、
2003年11月2日、カルフール尼崎店(#526)において全店「完飲」を達成しました。
この間に訪問した店数は504店(うち12店は訪問後に閉店)。
2001年1月5日、摂津本山岡本ビル店(#138)から始まった「完飲」への挑戦は、
3年弱でいちおうの節目を迎えました。
ただ、今後も新規開店が多数予定されており(実際、
その後4年で200店以上増えています)、
「永遠のいたちごっこ」は当面続くことでしょう。
2003年に入ってからはラストスパートとして
「スターバックスのための旅行」も何度か敢行しましたが、
今後は自然体で、何かのついでに未訪店を訪問しようと思います。
完飲に貢献、「通勤途上Ц」
興味があったので「通勤途上に訪問した店がいくつあるか」を調べてみたところ、
全部で87店でした。それ以外は主に休日、何かのついでに、
あるいはスターバックスのためだけに訪問した店ということになります。
約500店中の87店なので割合からすると多くはないのですが、
それでも「6時に家を出て、
未訪のスターバックスを経由してから職場へ」という行動が87回もあったわけで
(週5回実行するとして約4カ月かかる!)、我ながら物好きだなと思います。
と同時に、この奇妙な行動が最難関の東京都完飲を大きく後押ししました。
東京都には188店(2003年11月2日現在)ありますが、
その中には「土休日は休み」という店もありますし、
そうでなくてもこの数はなかなかの脅威です。
188店中80店以上を通勤途上に片付けることができたのは、
後々だいぶ効いてきました。
訪問しにくいスターバックス
「訪問しようと思っても簡単に訪問できない店」がいくつかあります。
- 空港のセキュリティチェック後エリア
- 飛行機に乗らないと立ち寄れない。
国内線についてはスターバックス巡りのついでに寄ることができるが、
成田、中部、関空には「出国審査後エリア」に店があり、これはさすがに無理。
海外のスターバックスは対象にしていないので、当分立ち寄ることはなさそう。
- 高速道路のサービスエリア内
- 一般的には、高速道路に乗らないと立ち寄れないが、
調べてみると、徒歩に限り外部から堂々とアクセス可能、というエリアは意外とある。
また、自家用車を利用しない場合、高速バスの休憩中に立ち寄ることもできる。
この両方の手段が使えないと思われるのが蓮田サービスエリア(上り線)で、
自家用車以外のまっとうな手段はタクシー利用ぐらいしかないのではないだろうか。
- 会社内
- 会社の敷地内にあり、スターバックス以外の所用がないと入れない店がいくつかある。
その存在自体が公開されていないものもありそうだが、Web
で調べたところでは、NEC
本社ビル内、ゴールドマン・サックス証券(六本木ヒルズ)内にあるようだ。
この2社については、特に知り合いもいないので、訪問できるめどは立っていない。
これを読んでいる社員の方、招待してください。
- 中央省庁内
- 上記「会社内」と同じ性格。知っている限りでは経済産業省、防衛省にある。
防衛省など、スターバックス界の「宮内庁内郵便局」と呼びたいぐらいだ。
しかしさすがは「みなさまの官庁」だけあって、
中に知人がいなくても何とかアクセスは可能。
経済産業省は身分証明書だけ入れたし(ただし開店直後のことなので現在は不明)、
ガードの堅そうな防衛省にしても、「市ヶ谷台見学ツアー」なるものに参加すると、
途中でスターバックスに立ち寄ることができる。
実は、市中の店よりちょっと安い。
- その他
- 米軍基地内にもスターバックスがあるらしい(確認できたのは横須賀、横田)。
基地公開のイベントで立ち寄れるなら立ち寄りたいものだが。
これを読んでいる米軍の方(以下略)。
(c) SWA / KASAI Takaya (SWA へメールを送る)
最終更新: 2017年 3月 4日
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