運転免許騒動記
免許取得への道 Part 20
年末年始:どうしよう縦列駐車

 本免許技能試験の「特別課題」である方向変換と縦列駐車。 これを教習所以外で練習するにはどうしたらいいのか? 実家で試行錯誤の日々。


2002年12月31日:ひとまず方向変換

 まさに「年の瀬」の2002年12月31日。実家の大掃除が終わったところで、 駐車場で今年最後の車の練習をすることにした。
 練習内容は実に明確。「方向変換」「縦列駐車」の2つだけである。 普通免許の技能試験の最後には縦列駐車か方向変換のどちらかをやらねばならないが、 仮免許取得後は路上での「ふつうの運転」に関してしか教習を受けておらず、 方向変換、縦列駐車ともに未体験なのだ。
 ただ、実家の車が入っている駐車場はすべての区画が「道路と直角に駐車」なので、 方向変換にはちょうどいいが、縦列駐車は練習できない。 したがって、今日できたのは方向変換だけ。
 方向変換は、私思うに、向きによって難易度がちがう。 具体的には、反時計回りにバックするほうがかんたんだと思う。反時計回りなら、 運転席の窓を開ければ「駐車スペースの右前の限界」がよく見えるので、 ハンドルを切るのが早すぎたり遅すぎたりしても早い段階で気付くことができる。 これが時計回りだと、かなり車が曲がってからでないと、 運転席の窓から駐車スペースの限界を直接見ることはできない。
 などと思いながら、弟を監視役にして練習していたのだが、途中で父がやってきて、 「さっさと終われ」という感じになってしまったので、たいして練習できず。


2003年1月2日:目印のない練習

 年が明けて1月2日、 甲子園のダイエーへ行ったついでに車の練習をすることにした。 古巣の武庫川団地を横目に鳴尾浜へ向かう。 ここなら交通量はごく少なく、車の練習にはもってこいだ。
 実家に帰れば自動車があるので練習はやり放題だろう、 と向こうにいるうちは考えていた。が、重要なことを忘れていた。父が短気なのである。しかも素人の運転が恐いらしい。この日も結局、 人気のないところで縦列駐車の練習を何度かやっただけで終わりになってしまった。
 公道上に出れば、路上駐車の1台もあるだろうから、 それを目印にして練習すればいいやと思っていたのだが、 実際にやってみると、ちゃんとした練習にはなっていなかったように思う。 2台の車の間に自分の車を潜り込ませるのが縦列駐車だが、 実際には車は1台しか停まっていないので、 どうしても「限界に接触したかどうか」の判定が甘めになってしまう。
 というわけで、実のある練習のためには目印をきちんと用意すべきだ。 それが分かっただけの1日だった。


2003年1月4日:目印は用意したものの

 1月4日の午後、父親同伴で六甲アイランドに行った。 例によって縦列駐車の練習のためである。
 島の外周を回っていくと、おあつらえ向きにいい場所が見つかったので練習開始。 目印となる駐車車両はないが、2日前の教訓をもとに、 前の車の位置には1kgのダンベル、 後の車の位置には「樽生」に水を詰めたものを置き、 これを目標に練習することにした。
 が、車を停めてからその前後に目標物を置いたので、 目標物を踏まずに車道に出るのがまず一苦労だった。というより、 ダンベルを思いっきり踏んでしまった(感触で気付いたのですぐバックしたが)。 前途多難である。
 その後、何度かやったものの、話に聞いていたとおり難しい。 うまくいったと思ったら縁石に全然寄っていないし (本番だと幅2.2mなので相当寄せないとダメ)、 車体をまっすぐにしようと思ってずるずるバックしていたら、 いつの間にか車の後ろが限界を突破している。
 父に急かされながらも何度かやった結果、なんとなく分かってきた。 最初、ハンドルを切り始めるタイミングはそれなりに遅くてもよし。 早すぎると前の車の右後ろをこする。 その後、かなり急に曲げて駐車領域に入ったら角度を保つためにハンドルを戻し、 左後輪がそろそろやばいかと思ったころにようやく曲がりはじめる。 最初の曲げかたが足りないと、 横の移動量をかせぐために縦の移動量がたくさん必要になり、 縁石に寄るより先に後ろの車にぶつかってしまう。
 「だんだん分かってきた」と言うが早いか、父は運転席に乗ってしまった。 はいはい、これ以上は練習するなということね。 マンションの駐車場に入れるところは自分でやったが、 単にバックするだけなのでさすがに失敗はなかった。


本日の支出

なし ‥‥‥‥‥ 0

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最終更新: 2003年 9月25日
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