運転免許騒動記
免許取得への道 Part 14
2002年12月1日:初練習は埋め立て地

 後輩の助けを借りて、埋め立て地で公道初練習。


練習にこぎ着けるまで

 12月1日。この日は東京臨海高速鉄道(りんかい線)の全線開通の日で、同時に Suica も使用開始となったため、JR東日本、東京モノレール、東京臨海の3社で記念 Suica が発売された。好き者数名で11月に集まった際、 3種類を買い集めるためには車があったほうがよかろうという話になったので、 後輩に車を出してもらうことになった。
 いっぽう、私は11月29日に仮免許を手にした。 これ以後、指導者をつければ公道での練習も可能となる。 また、本免許の試験を受けるには直前3カ月間に5回以上の路上練習が必要だ。
 こういう事情があったので、いち早く練習5回ぶんをかせごうと思い、 後輩に頼み込んで Suica 購入後に練習をさせてもらうことになった。


京浜島で練習開始

 3種類目のカードを入手したのは新木場だったので、 人気のない埋め立て地で練習をやろうということになった。
 沖合のトンネルを経由して、やってきたのは京浜島。 飛行機の撮影をやる人にはちょっと有名なスポットらしいのだが、 休日の京浜島は交通量がごく少なく、 道幅も広いので初めての練習にも適している。

 路肩に車を停めて、まずは「仮免許 練習中」というA4の紙を貼る。
 教習所の車はナンバープレートのとなりに「仮免許 練習中」というプレートを必ずつけているが、教習所の車に限らず、 この表示は仮免許による公道での練習には必須である。
 ただ、別にそれが金属製の板である必要はないので、 今回は所定の内容をプリンタでコピー用紙に出力してきた。 外に貼ると風で飛ばされそうなので室内に貼ることに。
 ちなみに、字の大きさや太さなどにはかなり細かな規定があり、 適当に作って貼っただけでは警察に文句を言われる可能性がある。

 運転を代わり、いざ運転開始。車種はマーチなので、 運転のしやすさという点では神奈川県警御用達のクルーよりむしろ楽なぐらいだ。 (余談だが、同じ運転免許試験場の車でも、 処分者講習などに使うものにはクラウンコンフォートもあるようだ。 私はクルーしか乗ったことがないのだが。)


いきなり高速教習?

 しばらくは島内の道をぐるぐる回っていたが、何周かすると飽きてきたので、 別の道を走ってみようということになった。といっても島から出る気はない。
 これまでは島の外周の道を時計回りに走っていたのだが、 時計回りということは外回り、すなわち常に左手に海が見えている状態だから、 島の内側に入るには右折するしかない。 ところが、りっぱな中央分離帯があるものだから右折のできる交差点は限られていて、 気がついたら「右折できる最後の交差点」を過ぎていた。 この交差点を過ぎると何が待っているか?  聞いてびっくり、国道357号線、いわゆる湾岸道路である。 心の準備のないまま高速並みの道路に合流することになった。 どうなることやらと思いつつも、 戻ることはできないので車を進めるしかなかった。
 幸いにも交通量は少なく、合流はスムーズにいった。 合流がうまくいけば、あとは流れに乗って走っているだけでいい。 次の交差点までを無難に走りきり、あらためて京浜島の内陸部に戻ったのだった。 ただ、まだまだミラーを見る余裕がないので、 交通量が多かったらけっこう危なかったかも。
 その後、島のいろいろな部分を走ったが、 同乗者をひやっとさせる場面が何度かあった。 技能試験の1回目であった事故未遂と同じようなもので、 まだまだ注意力が足りないのだなと思わされる。

 1時間ほどぐるぐる回ってから後輩に運転を代わり、 天王洲アイルまで送ってもらった。 ここから東京臨海高速鉄道に乗り、新規開通区間の初乗りを果たすつもりだ。


本日の支出

なし ‥‥‥‥‥ 0

Part 14 小計 0
これまでの合計 172000


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最終更新: 2003年 7月13日
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